彼方より、夏の音

関東のやんばるで始まる新生活のあれこれ

施工会社を考える①

施工会社・・・住宅の工事がスムーズに行えるように、主に職人(トビ、大工、左官、板金、電気、水道その他)など専門工事業者をマネジメントし、工事を実施する業者のこと。 建設会社、サブコン、ゼネコン、工務店などがこれにあたる。

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はい、というわけで、我が家の施工会社選定の変遷を記録したいと思います。
長くなります。
なのでシリーズ化すると思います。

 

我が家が家を持つことについて考え始めたのは今から10年くらい前に遡ります。

そもそも旦那様が持ち家派・・・というか、自分に万が一のことがあっても住宅を購入して団信に入っていれば、妻子に住むところは残せるという考えで。
生命保険加入的な感覚・・・?

 

それに対して私はというと、過去記事にも書きましたが無理してまでマイホームは持たなくてもいい派の建売りアレルギー。

で、はたして無理なく注文住宅が建てられるのか?とリサーチを始めたのが10年ほど前になるわけです。

 

住宅に関して私と旦那様の考え方は以下の通り

旦那様:住宅に限らず全てにおいてビジュアル重視。
    多少使い勝手や住み心地が悪くても価格が高くても、
    ビジュアルが好みにハマっていれば許容できる。
    逆にビジュアルが気に入らなければ例え安くてもビタ一文払いたくない。

  :住宅は性能・住み心地・施工の信頼性重視。
    寒い家は絶対に嫌。
    そこら辺のポイントを抑えた上で、できるだけお安くすませたい。

はい、真逆。

 

この意見の相違をすり合わせていかなければいけないわけですから、長い道のりです。
次回は実際に私たちの施工会社選定協議の議題に上った施工会社と、どこが気に入り、どこがNGだったのかなどを書いていきたいと思います。


ちなみにですが、マイホームを考える上で私たちには最初からマンションという選択肢はありませんでした。
理由は、以前テレビのドキュメンタリー番組で、阪神大震災後十数年経っているにもかかわらず、修理も建て直しもされていないマンションのことを見たからです。

そのマンションは地震のために半壊していましたが、住み続けることが不可能な部屋がある一方、十分に居住が可能な部屋もありました。
マンションの修復工事は、当然ですが住民の意見で決まります。
十分に生活していける世帯の人は、金銭的負担が大きいので工事はしたくない。
逆に住むことができない部屋の住人は、修繕しなければ住むことも貸すことも売ることもできないのですぐにでも工事してほしい。
そのような状況で、そのマンションの住民投票では工事をしたくないという世帯が過半数だったために、なんの工事もしないまま月日が経過しているというわけです。

また別のケースでは、マンションの老朽化に伴い建て替え工事(もしかしたら大規模修繕工事だったかも。うろ覚えです(;´▽`A`` 住民投票で決定したが、終の住処と思いマンションに住んでいた年金暮らしの高齢女性が工事の負担金を払えないがために、購入していたマンションにもかかわらず退去を余儀なくされたとか Σ( ̄ロ ̄lll)ガビーン

 

これらの話を聞いて、マンションは自分のものと同時に共有のものでもあるので、自分だけで意思決定をできないのは大変だと思ったのです。
自分が多数派であるなら問題ないのですが、少数派であり、それなりの状況や理由がある場合には辛い結果になりかねないな、と。

 

まぁ、今ではそこらへんに配慮して対策をたてているマンションデベロッパーもあるようなので、きちんと調べておけば心配しすぎることもないのかもしれません。
ただ、どうしても重要事項は他世帯との多数決で決めなければいけないという点に対しての不安がぬぐいきれないのも事実です。
我が家はその後子供も増え、マンションなんてとんでもない状況になってしまったので迷うことなく戸建て一択になったわけですが。
詳しい事情は過去記事をどうぞ。

 

いずれにしても、住宅購入というのは大抵の家庭においてビッグイベントとなるわけですから、事前のリサーチは後悔しないためにも必要だと思います。
メリットやデメリットを知った上で個々のライフスタイルや価値観に合わせて決めるのであれば、戸建てであろうとマンションであろうと、注文であろうと分譲であろうと満足のいく結果が得られると思います。
私が一番避けたいのは、住宅購入後にこんなはずじゃなかったと後悔すること。
”家は3回建てないと満足しない”などと言われていますから、小さな”こうすれば良かった”は必ず出てくるとは思いますが、家づくりそのものに関しては納得のいく結果を得られたらいいなと思います。

 

では、次回に続きます。