薪ストーブ選び
はい、ということで前回からの続き。
我が家の薪ストーブ選びの変遷です。
長文です。
最初に施工会社から提案されたのがハーマンのオークウッド。
私の要望が薪ストーブ料理も楽しみたいということだったことと、
我が家は主暖房に薪ストーブが希望で暖房面積が結構広めということと、
すでに他の施主様も導入していて評判が良いというのが理由でした。
でもね、やっぱりお高い買い物ですから。
施工会社のおすすめを信頼していないわけではないですが、
やっぱり自分で色々調べて納得したうえで決めたい。
それで頑張ってググってみるんですが、販売店にはヒットするものの、ユーザーさんの生の声が少ない少ない。(;´Д`A ```
私はもっとリアルな現場の声が聞きたいの!!!
そんなこと叫んでいてもどうにもならないので、とりあえず薪ストーブ屋さん巡ってみるかーと訪れたとある薪ストーブ屋さん。
そこでビビッときたのがPACIFIC ENERGYのオルダリーT6 LE。
これ↓↓↓
これの何がいいってね、見たまんまなんだけど、ウォーミングシェルフが開閉できるの!
ウォーミングシェルフというのは普通薪ストーブの天板横に取り付けるオプションなんですが。
こんなの ↓
手袋や帽子が引っかかっている棒のことではありません。
その棒が取り付けられている網状の棚板みたいなやつね。
なんのために付けるかといえば、便利だからです。
薪ストーブは繊細な火力調節はできません。
そこで、ストーブトップで煮立った鍋を吹きこぼれないようにウォーミングシェルフに移動させたり、出来上がった料理を保温しておくためにのせておいたりするわけです。
ドライフルーツ作ったりしている記事もあったなぁ。
それから、トップローディングの薪ストーブの場合、薪投入するために上に置いてある鍋やヤカンをどかして一時置きに利用したり。
画像のように濡れた物を乾かすのに使ってもいいし。
まぁ、そんな感じで考えただけでも便利そうなやつなんですが、ぶっちゃけ邪魔だよね、と。
部屋のコーナーなどにストーブを設置していればそれほど邪魔ではないのかもしれないですが、我が家は家の真ん中付近に設置予定なので、薪ストーブから横に羽みたいなの生えてたら多分邪魔になるだろうなー。でも便利だしなー。と、ウォーミングシェルフ設置の判断は悩ましかったのです。
が、オルダリーT6 なら使う時だけウォーミングシェルフを開くことができるんです!
しかも、ウォーミングシェルフを開いた状態でストーブトップで料理をする場合と、
ウォーミングシェルフを閉じた状態でその上で料理をする場合と、開いたウォーミングシェルフの上に鍋を置く場合とで火力が3段階に調節できます。
サイコー v(≧∇≦)v ♪
それに前面ガラスも大きくて、燃えている炎がよく見える。
これいいんじゃないの!?ってことで見積もりとってみたところで
ハイ、撃沈 (* ̄ー ̄*)
本体価格の差は7万くらいなんだけど、我が家がお願いした建設会社がDutchwest Japan の代理店なもので、Dutchwest Japan のストーブは割引率がいいんです。
なので煙突や施工も合わせたらその価格差はかなり大きい。
そんなわけで、このストーブは残念ながらボツとなりました。
その後色々調べても、やっぱり費用対効果的にもハーマンのオークウッドがいいね、ということでハーマンのオークウッドに決めていましたがまさかの廃盤。
代替えとして建築会社から提案されたのはバーモントキャスティングスのアンコール。
画像お借りしました
赤い琺瑯製の物もあり、有名な薪ストーブです。
ハーマンとは対照的に、ちょっとググればいっぱいヒットする。
愛好家の多い薪ストーブなんです。
だから、ちょっと困ったことがあってもネットで誰かしらが解決策をあげているだろうし、情報が拾いやすいのはメリットです。
性能も使い勝手も、これだけユーザーが多いことを考えるといいんだと思います。
思うんですが、
”みんなとお揃い感が嫌”
ということで夫婦の意見が一致。
馬鹿げた理由かもしれませんが、我が家での導入は却下となりました。
念のため言っておきますが、アンコールを使っている人達をディスっているわけではありません。
素晴らしいストーブだからこそ多くの人に愛されているんだろうこともわかっています。
でもどうしてもみんなとお揃い感が・・・以下略
そこでまたリサーチを始めた我が家が見つけてしまった素敵ストーブ💕
それが株式会社岡本のAGNI-C です。
こちら↓↓↓
こちらのストーブ、信頼のmade in Japan です。
私は別に日本製至上主義ではないですが、日本製と海外製で同等のものがあれば日本企業を応援したい。
それにこのすっきりとしたデザインも好きです。
そして何よりストーブトップがいいんです。
これ↓↓↓
どっかの夢の国のネズミを想像させますが、中火と強火で調理できるグリドルが3つ!
ストーブ料理を楽しみたい私の心に突き刺さりました。
薪ストーブの天板なんて、どれも同じように熱くなるんだから平であれば何でもいいんじゃない?と思う方もいるかもしれませんが、
全然違うんです!
もちろん熱くなるはなるんですが、ストーブによってその温度は違います。
燃焼室(薪が燃えるところ)の上が鉄板1枚で直火で加熱するようなタイプもあれば、空気層がある物もあります。
天板の厚さもストーブによって色々ですし、ストーブトップでどんな料理をしたいかで選ぶべきストーブは変わってきます。
ですがこのストーブもDutchwest Japan の取り扱いストーブではありません。
差額だけなら飲んでしまおうかと思うほど気に入ったストーブなのですが、問題は施工です。
Dutchwest Japan のストーブであれば、建設会社がストーブの設置までしてくれるのですが、その他のストーブでは別のストーブ屋さんに設置をお願いしなくてはなりません。
我が家は今回お願いした建設会社の家づくりに対する姿勢をとても信頼しているので、施工に対する信頼と、設置後のアフターフォローなど諸々を考えた結果、やっぱりストーブ設置も建設会社にやってもらえるストーブにしよう!ということになり、AGNIは残念ながら却下となりました。
そこで一気に設置候補へと浮上してきたのがフェデラルコンベクションヒーターです。
画像お借りしました。
思いっきりレトロなデザイン。
1980年の発売当時から基本性能はほぼ変わらず。それでいてロングセラーという名器です。
実はこのストーブ、ハーマンのオークウッドを検討している時から候補に挙がっていました。
なんせ旦那様がフェデラル推し。
だけど今までいろんな設備を旦那様の意見で決めてきたので、薪ストーブは私が決めていいということになり、ハーマンのオークウッドになっていたんです。
それがハーマンが入れられなくなったことで旦那様のフェデラル推しが再燃。
グイグイきます(笑)
私がフェデラルに飛び付けない理由はやっぱりストーブトップ。
燃焼室はむしろ広いので、燃焼室で料理をする場合にはフェデラルの方がいいのですが、フェデラルのストーブトップは全面が同じ高さになっていないので鍋などを置けるスペースが限られます。
天板温度もハーマンやアンコールほどには上がらないので、コトコト煮込む料理は問題ないと思いますが、ジュージュー料理をしたい場合にはちょっと力不足感が否めない・・・。
建築会社の方には「ストーブ料理ってそんなにやりますか?皆さん最初は物珍しさもありやりますけど、そのうちやらなくなって行きますよ。」と。
そうかもしれない。確かにそうかもしれないけど、
できるけどやらないのとできないのとでは大違いなのよ!!
というのが私の心情。
それにフェデラルは上手に焚くのが難しいという情報も。
でもなー。かと言って他にもっといい機種があるかというとないし。
アンコールはみんなとお揃い感が・・・以下略
で、結局我が家の薪ストーブはフェデラルコンベクションのエクストララージに決定しました。
決め手は、”ジュージュー料理は油がはねるのでストーブが汚れる”という事実に気付いたこと(笑)
だったらストーブトップはコトコト料理だけでいいや、と。
ネックだったその部分が吹っ切れると、フェデラルコンベクションは結構いいチョイスだと思います。
薪の燃費がいいことや暖かさにも定評がある。
焚くのが難しいのかもしれないけど、そもそも火起こしが好きな私。
コツを掴んでいくのも楽しそう。
燃焼室が大きいからピザも大きく作って焼けそうだし、父が持ってるダッチオーブンもしっかり入るだろうな。
まぁ、そんなことを言いながら、入居後に薪ストーブを上手く焚けなくて苦労するかもしれませんが。(;^_^A アセアセ・・・
そこら辺は実際に使い始めてみないとわかりません。
ストーブの大きさも我が家に最適だったのか、気になりますが、それは入居してからのお楽しみということで。
後々フェデラルコンベクションの使用感などもレビューしていけたらと思います。
ちなみに、我が家が検討した薪ストーブは全て鋳物のストーブですが、薪ストーブには鋼板製の物もあります。
スキャンサームの薪ストーブなどはモダンなデザインのストーブが多く、現代的な家のインテリアにも合う物が多いと思います。
薪ストーブは気になるけどデザインが家に合わないと考えている方は鋼板製ストーブも調べてみてはいかがでしょうか。
長文、最後まで読んでいただきありがとうございます( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )❤︎